自分を好きになっていく「爪のお手入れ」

きれいな爪になりたいなとずっと思っていた

 

「爪」がコンプレックスだった

短くて、幅広で

 

長くて細い爪に憧れて

爪を伸ばしてみたり、ネイルしたり

でも、自分の本当の爪の形は変わるわけではない

 

伸ばすと割れる、乾燥した爪なのでネイルもすぐはがれてしまう

あきらめるしかない?

 でも、爪はいつも自分の視界の中にはいってきて

その度に感じる満たされない思い

そんな思いを持ちながら時は過ぎ、大人になった  

 

 ある時、育爪という本に出会う

爪切りは使わずにヤスリで削る

オイルで保湿

それだけでいい

簡単だから私にもできる

あとは自分のやる気にかかっている

 

 

あら?爪のピンク色の部分が少し伸びている

すると、以前よりも爪が細長く見えるようになった気がする

 

爪のお手入れに、このような効果があるって知らなかった

指の使い方によっても爪のピンク色の部分は影響しているらしい

 

そして、飾るよりもきれいに整えるお手入れ方法が

私には合っているとわかった

これは大きな発見

 

 人と比べても仕方ない

今、自分に与えられたものをよく見て

爪だけではなく、手全体で見たり

手の動きに着目してみたり

もしかしたら、私の指にはこの形の爪が自然なのかもしれないと

俯瞰して色々思いを巡らせる

 

自分が今持っているものを大切にする

 

  爪を見て嬉しいと思った

自分の爪を少し好きになれた

完璧を求めていた自分にOKを出せた

 

 きれいな爪になりたいなとずっと思っていた

  

そう思っている限り、そうでない自分を否定し続けていたのかもしれない

現状を見つめて、自分を知り、受け入れられたとき

私は少し自分を好きになれた